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5月の下旬かに The Rudds の CD リリースパーティがある事を知り、The Rudds の J.Po こと John Powhida (ポハイダ と読むらしい)に連絡を取り、ポスター(フライヤー)を作らせて欲しいと頼んでみた。 J.Po とは 去年の Bleu's Holidang Bash の時にやはり作ったポスターの事でちょっと話した事があり、憶えてるかなぁと思って連絡をしてみたのだった。で、実際作らせてもらう事になったのだが、自分の作るものは「切り絵」なので、一度作るとポスターに書かれてる内容を変更出来ないという弱点がある。ので6月の下旬、紙にカッターを入れる直前にもう一度 J.Po に連絡を取り、出演アーティストに変更が無いか訊いてみた。すると案の定、1バンド変更があったのだが、代わりに出演するのが Bleu だという。…。…。まじで?まじですか??ここでまた数秒考える。色々トライしてみたもののなかなかタイミング(と運)に恵まれず前述の Holidang Bash 以来 Bleu のショウを観ていないのだ。そろそろ我慢の限界来てたので、急遽ショウを観に行く事を決めてしまった。

出発前まで結構仕事でバタバタしていたが、前日徹夜で荷造りをして出発。 Boston 入りして3日目の土曜日にショウを観に行った。 The Lizard Lounge に行ってみると入り口に自分が作ったポスターのカラーコピーが貼ってあった。 地下へいく階段を降りると直ぐ会場で、丁度 Peter Moore のショウが始まった所だった(Peter は Bleu の Somebody Else の共作者。自身は Count Zero というバンドを組んでいるが今回はソロ出演。それも急遽決まったらしい)。非常に興味深いショウで、キーボードを弾きながら左足でバスドラを叩くという小技。そして歌と歌の途中に携帯電話での会話風な寸劇を織り込みながら、そのストーリーを展開していくという一風変わったパフォーマンスだった。残念ながら(未だ)英語さっぱりの自分にはそのストーリーを理解出来なかったのだが(超残念)、パフォーマンスは素晴らしく、客にも大ウケしていた。続く The Jumblies は5人編成のバンド。興味深かったのがチェロ担当のメンバーがいて、このチェロがスパイスを利かせいた。個人的には若干不安定な演奏が気になったけれど、やりすぎないギリギリの高いテンションのパフォーマンスはオーディエンスに受け入れられていた気がする。そして次に Bleu の登場。で、最後に本日の主役、 The Rudds 。今回からなのか、新たにキーボーディストと女性ヴォーカリストが加わり6人編成の大所帯になっていた(ちなみに、加入した女性は Andrea Gillis 。彼女も elope に参加しているが、ソロでも活動しているアーティスト)。 兎に角楽しいポップロックのオンパレード。途中しっとりとバラードを聴かせてくれたが、J.Po の歌は見事なもので、歌良し演奏よし客のノセ方もよし…と完璧なエンターテイナーっぷりを発揮していた。

で、肝心の Bleu のショウだが、今回は eBand とフルバンドと半分ずつの構成。最初に Bleu だけ登場していつものようにその場で音をサンプリングしていきながらさらりとショウが始まった。 We'll Do It All Again も Somebody Else も日本公演で披露しているけど、今回のアレンジはあの時とは全く違うものだった。日本公演の時ははある程度構成が練られていたのだが、今回は本当にその場でサンプリングパターンを作りながらプレイしているようだった。しかし若干無理があったか、そのパターンのタイミングと Bleu のアコースティックギターのタイミングがちょっと合っていない所が多かったのが残念だった。それでも、そのサンプリングパターンは普通だったら思いつかないようなかなり不思議な効果音を使ったりしていたのだが、それで Somebody Else のような曲を演奏しても全く違和感がない所が非常に興味深かった。そして次に演奏されたのが There's No Such a Thing as Love という新曲。個人的には物凄く感動したバラードで、マジ泣きしそうなくらいグっと来る歌。そして eBand の締めくくりは Searchin' for the Satellites 。これは日本公演で実現しなかったと言う事が個人的に気になってたので、 Bleu にリクエストさせてもらった。 eBand での Searchin' for... は、あまりビートの強くない効果音を織り交ぜたバックトラックをベースにプレイされたが、4 ないし 8 小節ごとに足下にあるエフェクターを細かくコントロールしながら、あのエモーショルな歌を聴かせてくれた。前述の曲同様、やはり若干の無理を感じたけれどそれをカヴァーできるくらいの内容ではあったかなと思う。

軽くセッティングを変えて、バンドメンバーも登場。今回で事実上の脱退となる Maclaine とベースの Chris 、そして今回のみ Dylan の代打で Chauncey の Shawn がドラム担当。ギターの Alex もお休みでした。まずは Feet Don't Fail から I Won't Go Hollywood へ。 Bleu 曰く今回のメンバーでは2回しかリハーサルが出来なかったということで、練習不足が祟ったか I Won't... では Shawn が構成を間違ってしまっていたが、まぁこの曲は単純そうで変な構成になっている曲なので仕方ないか。3曲目にこれまた新曲の What Kinda Man Am I 、そして最後は Get Up 。今回は Choir がいないのでどう展開していくのかと思ったら、完全観客巻き込みパターンときた。パフォーマンススペースをぐるっと囲んだ三方それぞれに "Get Up" 、 "Ba Ba Bara" を練習させ、次に実際に Bleu が合図した方面の客が歌うという、本人が言うところの「コンテスト」状態だった。「こっちは声がいいけど、そっちは元気があるね」なんてコメントをしながら、最後は全員で "Get Up!" 。きっちり締めて1時間弱のショウは終了した。

ショウの運び方は流石という感じだけど、パフォーマンスとしては今まで何回か観て来た中では良くなかった方になるかもしれない。まぁそんな時もあるかなと思いつつ、少しずつ新曲がプレイされる機会も増えて来るだろうから、その頃には(いつも通りの)もっと良いパフォーマンスになることを期待したいです。



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